経験を積めるチャンスが
大幅にＵＰ！

ラブホテルの運営を行う側も様々です。

　ラブホテルでの支配人経験を基に独立して個人で事業を行う方もいれば、ラブホテルを専業として全国展開する企業もありますし、設計デザイン事務所にコンサルタントを依頼する方法もあります。

　ただし、経験を積めるチャンスの多さで言えば、やはりラブホテル・レジャーホテルを専業として全国展開する企業が一番と言えるでしょう。個人事業主の場合は、その人の能力と経験に左右されますし、個人で見られるホテル数も限られてきます。どんなに優秀な人でも10軒ものホテルを面倒見ることは難易度が高く、時間的、物理的な距離の制約があるため、一つのホテルにかけられる時間も限られてしまうからです。たとえ企業であったとしてもホテル業とは別に本業があり、兼業されている場合も同様のことが言えます。

　事業承継を考える時に多く耳にするのは、後継者が自分のホテルでしか経営を経験をしたことがなかったり、他の職についているため退職して一からホテル業について学び直さなければならないと言った悩みです。

　こうした場合も、複数のホテルを運営している企業であれば、ＯＪＴ（日常業務を通じた教育）により教育の仕組み自体が整っている場合が多く、日々の仕事を通じて成長を実感できることでしょう。また同世代で同じ業界で働く仲間と交友を深めたり、歳の離れた先輩後輩に出会うことで自然とネットワークづくりが可能となりますので、将来、稼業に戻った時にもそのネットワークを活かすことが可能です。